【座席のみ】あの頃ワクワクした乗り物座席6選
幼少の頃関東に住んでおり、父が九州出身だったこともあり盆正月の帰省の際には様々な乗り物に乗せてもらいました。また幼かった私を父が良く出張に連れて行ってくれたこともあり、尚更新幹線を始めとした列車には良く乗っておりました。今でこそ移動にかかる費用も時間も格段に小さくなり、日本は本当に小さくなったと感じます。ですが、あの頃関東から九州、九州から関東と言えばもうそれは大旅行。とてもとてもワクワクしたものです。社会人になってすぐの頃は今度は新幹線や飛行機を駆使して日本全国を飛び回りました。幼少の頃に比べると移動に対するワクワク感は減っていたものの、それでもやは乗り物に乗って遠くへ行くということはそれだけで特別なイベントでした。
そんなこんなで今回は、『もう乗れない』もしくは『ほぼ乗れない』乗り物の座席を集めてみました。
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100系新幹線ですね。
私程度の歳ですと0系はもうこだまでの運用がほとんどだった頃しか知らないわけで、新幹線の長距離移動といえばこの100系新幹線です。冷水機やら食堂車やら子供ながらに特別な旅なんだなと感じたものです。父親と二人で食堂車へ行き、何でも食べていいぞと言われてカレーライスを食べたことを覚えています
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http://www62.tok2.com/home/tsubame787/seat_pc24_asakaze/b_sleeper/03.jpg寝台列車『あさかぜ』のB寝台です。
私は4人家族でしたので、九州から関東へ戻る時の移動ではちょくちょく寝台列車『はやぶさ』のB寝台で帰りました。盆が終わってまだまだむせ返るような暑さの中、かげろうの向こうからゆっくりとホームへ向かってくる寝台列車は、これから始まる非日常を大いに予感させました。見送りに来ている祖父母もそっちのけで寝台列車ばかり見ていました。昼に乗り、それから夜まで兄と列車の中を探検し、今夜は一晩中寝ないぞと決めたのに落ちてくる瞼の重さに耐え切れずはっと気がつくともう静岡。寝てしまったことに悔やみながらしばらくすると東京駅。九州の田舎町から大都会の東京へ移動をするのに掛けた時間と、田舎と都会の遠さを感じさせてくれる素晴らしい旅だったことを覚えています。寝台列車の話はこのあとまた出てきます。
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747ジャンボですね。
高校の修学旅行、父が連れて行ってくれた海外旅行、社会人になって初めての東京出張も、この747でした。国内線は2Fも同じ料金のエコノミーだったと記憶しています。社会人になってからの出張では朝一番の東京便で飛び、羽田発一番最後の福岡行きの一日2回このジャンボに乗るということをやってました。座席の数のわりに窓際が少ないので窓際の席を確保じにくかったことを覚えています。飛行機に乗り込むとき、先頭部分が細くなっていっているのが機内からわかるのも特徴だったなぁと思い出します。747はまだ国際線とかだと乗れる機会もあるみだいですね。
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これはまだまだわりと乗りやすいのかな。私は福岡から名古屋へ出張で行くときにこのプロペラ機に乗っていました。観光バスみたいな座席配置とは裏腹に、めちゃくちゃ揺れたのを覚えています。(たまたま天気が悪い日が多かっただけかもしれません。。)ジェット機がガタガタと揺れるのに比べ、プロペラ機ってスッスッって揺れるんですよね。ただ当時はその揺れすら心地よく感じられるほど疲労困憊でこの飛行機に乗っていました。それからしばらくして過労で血尿がでました。
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これだけ見ても意味不明かと思うのですが、これは九州を走っていた特急ゆふの社内ですね。あ、今でも走っているようですね。大学へ行くとき在来線では遅刻をしてしまう時間になったときに、ゆふに乗っておりました。そうすると社内ではリタイア組のお父さんお母さんが朝っぱらから社内でお酒を一杯始めているわけです。この列車は由布院まで行くのでおそらく旅行のご一行様だったのでしょう。この列車は3量編成のうち1両が喫煙車だったので、喫煙者の私には嬉しい車両でした。電化していない区間を走るので基本的には気動車ですね。
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はやぶさのロビーカーです。これはもう懐かしというよりも幻ですね。日常から見える非日常の代名詞です。私は当時大学の行き帰りに駅で電車を待っている時にホームでこのはやぶさのロビーカーを見ていました。こっちはただの学校帰りなのに、もう窓を一枚隔てた向こうは浴衣きたおじさんがビール片手にまったりしてるというのがとんでもなく非日常を感じました。私自身、成人してからこのロビーカーに乗ったことは無いのでビール片手にロビーカーでくつろぐということは体験したことは無いのです。幼いころに憧れてはいたが、乗れる頃にはもう乗れない。今の若者世代がブルートレインに嵌る理由の一つかもしれないですね。
以上です。今回は乗り物の見た目では無く、座席でまとめてみました。